
これからライティングスキルを身につけて、Webライターになりたいと思ってるんだ!
なにかポイントってあるのかな?



これまで地域情報発信Webサイトや妊娠・出産・育児系ウェブサイト、不動産関連サイトで校正も担当してきたけど、初心者ライターさんには共通して同じような訂正を入れることが実はすごく多いよ!
そこで今回は、初心者ライターさんにありがちな「これダメ」なNG文章の作り方をご紹介します!
これからWEBライターになりたい人やブログを書いていきたい人も、ぜひ参考にしてくださいね。
- これからWebライターになりたい人
- Webライターになったばかりの人
- 趣味や副業でブログを運営したい人
①一文が長過ぎる
初心者ライターさんの校正をする際によく目にするのが「一文が長すぎる文章」です。
「〜で、〜で、〜なので、〜です」といった形で、ダラダラと長くなってしまっている文章が多い傾向にあります。
下記の例文を見て参考にしてください。
「カヌレ」は、フランスのボルドー地方の伝統のお菓子で、蜜蝋を入れることとカヌレ型と呼ばれる小さな型で焼くという特徴があり、外側は硬めで香ばしく、中はしっとりと柔らかい食感のお菓子です。



長々とした印象で、まず読む気をなくしてしまいますね。
スッと入ってこないため、読み手側にストレスを与えてしまいます。
また、スマホで読んだ時にはPCで見る2〜3倍の行数になるので、さらにギュッと詰まって見える!
上記の例文を修正してみましょう!
「カヌレ」は、フランスのボルドー地方伝統のお菓子です。
蜜蝋を入れることとカヌレ型と呼ばれる小さな型で焼くという特徴があります
また、外側は硬めで香ばしく、中はしっとりと柔らかい食感が大変人気となっています!



中身はほとんど変えてないけど、改行が入ることでパッと見た印象も全然違うね!
一文が長くなった時は、語尾を変えて文章を切り分けるだけでグッと読みやすくなるよ!
ちなみに、一文の長さの制限は60文字を目安に作成すると良いですよ!
簡潔にまとめた文章であれば、大体が60文字以内に収めることができます。
②同じ文末が続く
続いてご紹介するNG例は、同じ文末が続いている文章です。
例えば、「~です」「~です」と同じ文末が何度も続くと、かなり読みづらい印象になります。
声に出して読んでみると分かりやすいのですが、素人の文章に感じてしまうので、ここも注意です!
今日の天気は晴れです。
そのため、洗濯物は外干しがオススメです。
ただし強風には注意が必要です。



文末が続くと、文章にまとまりがなく、読みづらい印象に…。
下の修正例文のように、二行目と三行目をまとめることでスッキリと読みやすい文章になるね!
今日の天気は晴れです。
そのため洗濯物は外干しがオススメですが、強風には注意してください。
③改行がない
改行が少ない人も初心者には多いです。
①と被る部分もありますが、PCでは1行の文章でもスマホで読むと2〜3行となりグッと詰まって見えます。
基本的にWEBライティングでは、一文ごとに改行することを頭に入れておきましょう!
WEBライティングでは文章が終わるごとに改行を入れましょう。改行を入れないと読みづらくなります。また、常にPCとスマホどちらの読みやすさも考えて作成しましょう。



改行を入れるだけで…↓
WEBライティングでは文章が終わるごとに改行を入れましょう。
改行を入れないと読みづらくなります。
また、常にPCとスマホどちらの読みやすさも考えて作成しましょう。



モバイル版のプレビュー画面を確認することができるのであれば、モバイル版もあわせてチェックしておくと分かりやすいね!
④文章が丁寧すぎる
丁寧すぎる文章も回りくどくなり、無駄に文章が長くなってしまうので要注意。
WEBライティングでは「分かりやすく簡潔に情報を伝える」ことが大切です。
簡潔といっても、中身の薄い文章では意味がありません。
内容はダラダラと長くならないように分かりやすく伝えることが大切ですよ!
文章を上手に書こうと意識してしまうと、かえって読みづらくなる場合がございます。
WEBライティングでは記事やサイトのテーマにあわせて書き方を変えることは大切ではありますが、回りくどくならないように注意することが大切となっております。
文章を上手に書こうと意識すると、かえって読みづらくなることがあります。
記事やサイトのテーマにあわせて書き方を変えることは大切ですが、回りくどくならないよう注意することが大切です。
丁寧に作ることも大切ですが、読みやすさや分かりやすさも忘れないようにしましょう!
丁寧なあまり読みづらくなってしまっては、せっかくの記事が台無しになってしまいますよ。
⑤「〜の〜の〜の」など同じ接続詞を多様
同じ接続詞を多用すると、かなり読みづらくなります。
下の例文を読んでみると分かるように、文章がスッと頭に入ってきません。
WEBライティングは奥が深いので、たくさん記事を書くことで経験値を積んで、試行錯誤することが大切です
WEBライティングは奥が深いので、たくさん記事を書いて経験値を積み、試行錯誤することが大切です。
同じ文章でも、言い回しや語尾を変えるだけで読みやすさがグッとアップしますね!
⑥簡潔にまとめられていない
同じ意味を指す単語や説明が何度も出てくると、簡潔ではない文章になってしまいます。
例えば下記の例文の場合、「ランチ」と「パスタ」がそれぞれ2回出てきています。
今回ご紹介するランチは、アルデンテのパスタが特徴のパスタランチです。
オリーブオイルの香りが口いっぱいに広がり、芳醇な香りをお楽しみいただけます。



最初に「ご紹介するランチ」と言っているので、その時点でランチの説明ということが分かる。
さらに、アルデンテのパスタが特徴と伝えているので、その時点でパスタの紹介ということも分かるため、この場合は「パスタランチです」と締める必要はないよ!
今回は、アルデンテが特徴のパスタランチをご紹介します。
オリーブオイルの芳醇な香りが口いっぱい広がり、特別な時間をお楽しみいただけます。
文頭と文末が同じ意味になっている文章は多いので注意しましょう。
「この建物は大理石が使用された高級感のある建物です」
「今日の天気は雨が降ったりやんだり変わりやすい天気です」
など、こういった文章も同様に文頭と文末が同意味で修正対象となりますよ。
⑦画像サイズがバラバラ・装飾が多い・少ないなど
WEBライティングにおいては、文章の作り方だけでなく記事の「魅せ方」にも気をつけましょう。
画像や装飾を上手く使ったバランスの良い文章が読みやすくなります。
- 画像サイズがバラバラ(縦横比率がバラバラ)
- 画像の縦・横画像の混在(縦画像のすぐ下に横画像、また縦画像…などガタガタになっている)
- マーカーや太文字などの装飾が使用されずメリハリがない
- 逆に装飾がありすぎてゴチャゴチャしている
画像サイズだけでも、ガタガタに並んでいるとパッと見て読み手にストレスを与えてしまいます。
その他、ボールドやマーカーなどの装飾を使いすぎている、縦横の画像が乱雑に入っているなども読みづらさを感じるので注意しましょう!



装飾が多すぎるのも見づらくなるよ!
ポイントが多い時はテキストボックスなどで目立たせると良いね。
⑧施設名や店舗名が正式名称でない
施設名や店舗名などが正式名称で記載されていない場合も多いです。
- スタバ⇒スターバックスコーヒー
- ドトール⇒ドトールコーヒーショップ
- マック⇒マクドナルド
- 午後ティー⇒午後の紅茶
など…<
WEBライターとして記事を執筆するのであれば、しっかり正式名称で記載するようにしましょう。
➈専門用語を使いまくる
とにかく専門用語を使いたがる人も多いです。
専門用語を使っている方が知識があるように見えるかもしれませんが、記事を読む人が必ずしもその業界の人とは限りません。
特にその分野をこれから学びたい、勉強のために記事を読んでいるという人にとっては不親切でしかありませんね。
読み手の気持ちにたって記事を書くことも大切ですよ!



専門用語を使うのであれば、下記のように補足説明として用語の解説を入れておくと親切だね!
【参考例文】
記事をリライトすることでSEO効果を高めることが期待できます。
【リライトとは】
主に他の人が記事や原稿を書きなおすことです。
リライトを行うことでユーザー目線に立った記事に修正され、SEO効果を高めることもあります。
⑩句読点の位置がおかしい
句読点の位置がおかしいと、意味が変わってしまう場合もあります。
公開前には必ず自分で読み直して、文章に違和感がないか確認してください!
①私の、母が言ったこの言葉が頭から離れないというセリフ
②私の母が言った、この言葉が頭から離れないというセリフ
例えば上記の場合、句読点の場所によってセリフの内容が変わります。
①は私の「母が言ったこの言葉が頭から離れない」というセリフ
②は私の母が言った「この言葉が頭から離れない」というセリフ
という意味に捉えられますね。
上記は一例ですが、このように句読点の付け方によって意味が変わってくることがあるので要注意です。
また、句読点の位置を工夫するだけで読みやすさも変わるので、必ずご自身で読み直す癖をつけましょうね。
まとめ
今回は、記事の校正経験もある筆者が、初心者ライターさんでありがちな記事の書き方をご紹介しました。
- 1文が長過ぎる
- 同じ文末が続く
- 改行がない
- 文章が丁寧すぎる
- 「〜の〜の〜の」など同じ接続詞を多様
- 簡潔ではない
- 画像サイズがバラバラ・装飾が多い・装飾が少ないなど
- 施設名や店舗名が正式名称でない
- 専門用語を使いまくる
- 句読点の位置がおかしい
いずれにしろ「ユーザー目線」になって記事を書くことが大切ということですね。
上記を改善するだけで、グッと読みやすさが改善されるので意識してみてください!
また、一番大切なことは必ず自分で読み直しをすることです。
自分で読んでみて違和感を持つ文章は、誰が読んでも違和感を与えてしまいます。
自分で確認をして、修正を重ねることを忘れないようにしましょう!



自分で確認する時は、声に出して音読するのもオススメだよ!